【Defold】シューティングの弾の様にインスタンスを生成する

2020/07/12Defold, DEVELOP

必要に応じてランタイムでGameObjectを生成してみます。

そもそもDefold Engineって何?という方はこちら

目次

GameObjectファイルの作成

プロジェクトビューを右クリック->[New…]->[Game Object]を選択します。ファイル名を付けgoファイルを作成します。

今回は鳥さんを大量に生成してみよう・・

GameObjectの編集

作成した直後は中身が空なので、Spriteを追加するなどして見た目を整えます。

生成器、Factoryコンポーネントを作成する

Defoldは一つのGameObjectに対して一つのFactoryコンポーネント を用いて生成します。従って、GameObjectを生成するためにFactoryコンポーネントを作成します。

プロジェクトビューをみぎクリック->[New…]->[Factory]を選択します。名前を設定し作成します。

次に、factoryコンポーネントのプロパティを設定します。Prototypeには生成するGameObjectファイル指定します。

Load Dynamicallyにチェック入れると、Protytypeで指定したGameObjectのファイルを後でロードする様になります。factoryコンポーネントが配置されたシーンがロードされる時に自動的にロードを済ませておきたい場合は、チェックを外しておきましょう。

スクリプトファイルの準備

画面をタップする度にGameObjectのインスタンスが生成される様にしてみます。 今回コードを書くスクリプトファイルは、プロジェクトを作成した時に最初から存在しているmain.scriptを使用します。

Collectionに配置していなければImageを参考に、適当に配置してみてください。

更に、Factoryコンポーネントを配置します。

コードを書く

main.scriptを開いてコードを書いていきます。

function init(self)
	msg.post(".", "acquire_input_focus")
	msg.post("@render:", "use_fixed_fit_projection", { near = -1, far = 1 })
	-- インスタンス保持用テーブル
	self.birdTable = {}
end

initで生成したGameObjectを保持するためのテーブル(birdList)を宣言します。

function on_input(self, action_id, action)
	if action_id == hash("touch") and action.pressed then
		print("Touch!")
		-- タッチした座標を取得
		local pos = vmath.vector3(action.x, action.y, 0)
		
		-- インスタンスの生成
		local bird = factory.create("/factory#bird", pos)
		-- テーブルに追加
		table.insert(self.birdTable, bird)
	end
end

on_inputの中で、画面タッチやマウスクリックした位置にGameObjectを生成しテーブルに追加しています。factory.createの引数にはfactoryコンポーネントへのUrl、生成時間の座標を指定します。Urlの確認はGameObjectのプロパティにあるUrlから確認できます。

実行結果

タッチやマウスクリックした位置にGameObjectが生成、表示されます。

ゴミ掃除

生成したままでは、ゴミが残ってしまいます。綺麗に削除される様delete処理を呼びましょう。

function final(self)
	-- 破棄
	for i=1,#self.birdTable do
		go.delete(self.birdTable[i])
	end	
	-- こちらで一括削除もできる
	-- go.delete_all(self.birdTable)
end

これで再度実行して、アプリを閉じてエラーが出ないことを確認できれば完了です。

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Posted by kazupon