AppleやGoogle、Steamなどのプラットフォーム利益配分比率を調べてみました

2019/08/12DEVELOP

制作したアプリを公開する時に、最初に公開するプラットフォームって迷いますよね。最終的には全てのストアに公開する場合であっても、まずは利益率の良さそうな所から公開したい。

各プラットフォーム毎に 取引手数料(利益配分率) をまとめたページ見当たりませんでしたので、できる限り調べてみました。

調査時期

2019年08月01日時点のものです。都度変更になる可能性はあります。配分率はユーザーが受け取る側の割合を記載しています。

各種ストアの取引手数料

App Store(Apple)

配分率70%~85%

自動更新サブスクリプションは、App Storeにおける他のビジネスモデルとは純収益の構造が異なります。サブスクリプションの利用者の最初の1年間は、それぞれの請求サイクルで、サブスクリプションの価格の70%から税額を差し引いた金額をデベロッパが受け取ります。サブスクリプション利用者の有料サービスの日数が1年分積算されると、デベロッパの純収益率はサブスクリプションの価格の85%から税額を差し引いた金額に引き上げられます。
キャンセルや請求に関する問題のためサブスクリプションが期限切れになった場合、有料サービスの日数の加算は停止し、60日の猶予期間が開始します。ユーザーが60日以内にサブスクリプションを再開すると、その時点から有料サービスの日数の加算が再開します。ユーザーが60日の猶予期間を過ぎてからサブスクリプションを再開した場合、以前の有料サービスの日数はリセットされ、1年を経過するまで収益率はサブスクリプションの価格の70%となります。

自動更新サブスクリプション – App Store – Apple Developer

要は継続課金者に対する利益配分は最大85%になるということ。

Play Store(Google)

配分率70%~85%

Google Play で提供するアプリやアプリ内アイテムの場合、取引手数料はアプリやアイテムの価格の 30% となります。支払い総額の 70% をデベロッパーが受け取り、残りの 30% は配信パートナーへの配当金および手数料として処理されます。
2018 年 1 月 1 日より、お支払い期間が 12 か月を経過した定期購入者については、アプリやアイテムの取引手数料が 15% に減額されます。この時点で定期購入者が有効だった場合に、そのお支払い期間がカウントされます。たとえば、定期購入者が 4 か月間有効だった場合は、お支払い期間がさらに 8 か月を経過した後、取引手数料が 15% に減額されます。

取引手数料 – Play Console ヘルプ

App Storeとほぼ同じ。条件付きで最大85%まで上がる。

Steam(Valve)

配分率70%

普段は7:3で、開発者側が7で、Steamは3。Steamworksなど先ほど話した機能については使って頂いて結構ですし、その料金は開発者側が貰う70パーセントでは無く、Steamの方が貰う30パーセントから支払われます。1回Steamに登録すると、そのツールは全て無料で使うことができます。

【BitSummit】ValveによるSteam基調講演、Steamと開発者の利益配分などリアルな質問も | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト

公式サイトで見つけられなかった。ページなど分かる方いましたら一報下さると嬉しいです。

Epic Games Store

配分率65%~88%

ゲームの収益の70%ではなく、88%をお受け取りください。ゲームがUnreal Engineで制作されている場合、Epic Gamesストアでの収益のうち、エンジンのロイヤリティ分をEpicが負担します。

Epic Gamesストア | 概要

Unreal Engineを使ったゲームをEpic Games Storeで公開するという条件下であれば88%が適用される。Unreal Engineを使ったゲームをSteamで公開した場合はロイヤリティの支払いも発生するため65%となる。

Itch.io

配分率90%
※ユーザーが利益配分率を設定できる。

Itch.io, the online distribution platform, has today launched an open revenue sharing model, allowing developers to choose the amount of their revenue to share with each purchase. The default will be 10%, with developers able to adjust the percentage to whatever suits them best immediately.

Gamasutra – Itch.io launches open revenue sharing

運営側への配分はデフォルトは10%ですが、ユーザーが好きに調整できる。

Discord Store

配分率90%

Turns out, it does not cost 30% to distribute games in 2018. After doing some research, we discovered that we can build amazing developer tools, run them, and give developers the majority of the revenue share.
So, starting in 2019, we are going to extend access to the Discord store and our extremely efficient game patcher by releasing a self-serve game publishing platform. No matter what size, from AAA to single person teams, developers will be able to self publish on the Discord store with 90% revenue share going to the developer. The remaining 10% covers our operating costs, and we’ll explore lowering it by optimizing our tech and making things more efficient.

Why not 90/10? – Discord Blog

2018年10月16日に公開されたばかり。それまではゲーマー向けチャットツールといった印象が強かった。

DLSite

DLSiteは20年数続く日本企業が運営するプラットフォーム。18禁多し。

配分率50%~80%

※4000円以上の場合、卸価格は販売価格の80%となりますので、別途お問い合わせください。
※販売価格・卸価格ともに外税となります。

サークル登録のご案内: 同人誌・同人ゲーム・同人音声のダウンロードなら「DLsite 同人」

BOOTH

配分率96.4%

オーナー様の受取金額96.4%
決済手数料3.6%

BOOTHで自分の作品を売ってみよう – BOOTH

手数料が国内最安値。ユーザー数が他より少ないかもしれませんが、この手数料は魅力的。

まとめ

海外を視野に入れるか否かで意見が分かれそうです。国内だとBOOTHで販売するのが良さそうです。何より手数料が安く敷居が低い。

海外も視野に入れるとItch.io、Discord Store以外はどこも似ているので、直感的に公開しやすそうな所で良い気がします。モバイルプラットフォームで公開したいのであればApp StoreやPlay Storeでしょうし、PCプラットフォームであればSteamやEpic Games Storeが情報量も多く躓かないでしょう。

私は一度、BOOTHで何か出してみたいと思いました。年内に何か出せるかもしれない。

Posted by kazupon