【Azure Functions 入門】VSCodeを使って 「関数アプリ(Function App)」が実行できるところまで
Microsoft の Azure Functions を使ってみます。試しに一定時間ごとにスクリプトを動作させる Timer Trigger というものを使ってみます。
目次
前提条件
- Azure Portal にアクセスできる状態であること。
- 事前に VSCode 上でPython が動作する環境を整えていること。
※【VSCode】Python の環境構築方法【Windows】 | KAZUPON研究室
手順
Azure Portal の設定
リソースグループを作成する
- Azure Portal を開き、リソースグループを作成します。
- [追加]からリソースグループを作成します。
- 基本タブのリソースグループ名とリージョンを設定します。リージョンはとりあえず東日本を選んでおけば良いです。設定できたら[作成]します。
- 正常に作成できればリソースグループ一覧に、作成したリソースグループが表示されます。
Function App を追加する
Azure Portal の検索ウインドウから[func] と検索すると出てくる[関数アプリ]を選択し[追加]します。
追加を押すと関数アプリの詳細設定ページへ遷移します。
関数アプリの詳細設定
リソースグループ | Test。作成したリソースグループがここで選択できます。 |
関数アプリ名 | 任意の名前 |
ランタイムスタック | Python (C# もあるよ) |
バージョン | ランタイムスタックの バージョンを指定します。Python を選択したの現時点で最新の3.8を設定。 |
地域 | Japan East。東日本。 |
ここまで入力できたら、[確認および作成]から作成します。他の項目はとりあえず入れなくても動作します。しばら待つとデプロイが完了します。
VSCode に Azure Functions の拡張機能をインストールする
Azure Portal での設定はここまでで、次はVSCode へ戻って拡張機能 [Azure Functions ] をインストールします。
インストールが終えると VSCode 左側のメニューにAzure のアイコンが表示されます。選択すると先ほど Azure Portal 上でデプロイした 関数アプリ が表示されます。
Timer Trigger のサンプルを作成、動かしてみる
試しに5分毎に処理させるTimer Trigger のサンプルを実行してみます。
- Azure Function の フォルダみたいなアイコン( Create New Project )を選択します。
- プロジェクトを作成するフォルダを指定します。
- 使用する言語を選択します。Python を選択しました。
- Python のバージョンを選択します。3.8.2を選択しました。
- テンプレートを選択します。Timer trigger を選択しました。
- 関数名を設定します。[TimerTriggerTest] としました。
- 何分毎に実行するのか問われます。デフォルトの5分のまま次へ進みます。
- 暫く待つとローカルのプロジェクト一式が作成されます。
実行してみる
ここまで出来ればあとは実行するだけです。main 関数のある __init__.py ファイルを開き F5 で実行してみましょう。もし、ここで[Select storage account] と警告ダイアログが出た場合は「Select storage account」を選択してストレージアカウントを選択します。無ければ作成します。
ストレージアカウントを選択するとスクリプトが走ります。
結果
5分毎に Terminal に実行結果ログが表示されていればOKです。動作しています。