【開発】工数について

LIFE, WORK

開発をする上で、1日の工数って8時間で計算されていることが多いと思います。しかし、実働時間って恐らくこれより短いはずです。この工数管理者と現場との認識の差から、スケジュールが遅延することが多々あります。結果として気合でその場限りの非効率な動きが出てしまいます。今回はなぜ誤差が生まれるのかを考えてみます。

目次

勤務時間と実働時間は異なる

工数の定義がずれていることがあります。出勤してタイムカードを押すなりして、そこから何事もなく作業に挑める形であれば8時間というフルタイムを作業時間に割り当てることもできるのかもしれません。しかし、実際には朝の朝礼、定例ミーティング、技術者同士の相談などイベントが発生し、実作業は次々と削られていきます。よって、1日を8時間として見積もること自体がズレていると言えます。

イベント時間例

朝礼 10分
ミーティング60分
現場間のやりとり60分

どこの企業も最低限このくらいの時間は発生すると思います。よって、せいぜい6時間程度が現実的なのでは?と感じています。

人は機械じゃない

そもそもの話をすると、1日の中で同じパフォーマンスを出し続けるのは難しいです。言い換えれば集中力がどこまで持続するのか?といった話です。工数見積もりをした段階では、時間でしか物を考えていないため、8時間であれば8時間分同じパフォーマンスで動いてくれる前提。だからスケジュールは遅延します。実体験ですが5時間も集中できれば良い方です。そこから先は惰性でやっているのに等しい。

作業が速い人を基準としている

「Aさんが1時間で実装できたものだから、Bさんも同じ1時間だろう」みたいなやつ。本人の確認なしに見積もられることも多いです。こんな時に、あなたがBさんの立場であれば、真っ先にアラートを出しましょう。アラートを出さないと後から痛い目を見るのはあなたです。遠慮なんて不要です。少しくらい騒いでも良いと思います。

「残業して間に合わせれば良い」は論外

精神論。一過性のもので持続しないため意味がない。次の日休んだら意味がないですよね。残業したら次の日休んでも許されるみたいな文化ってありませんか?効率悪すぎますよね。また、スケジュール管理者が口を出して、このパターンに入ると退職を考えても良いと思います。次の職場なんて、あなたが思っている以上に沢山ありますよ。

まとめ

スケジュールを遅延させないため、実体験から思うのは

1日の工数を6時間くらいで見積もる
適度にアラートを出す
残業しても効率は上がらないため早く帰る

この辺りを守ること。意識をするだけでも随分と変わってくると思います。

Posted by kazupon