「ディスガイアRPG」の炎上から学ぶ「デバッグ」の重要さ

2019/06/11LIFE, WORK

スマホゲームでありがちなリリース後に不具合が発覚し緊急メンテナンスからの炎上。よくある流れですが、今回は凄まじかったみたいです。

ディスガイアとは?

日本一ソフトウェアが誇る歴史のあるタイトルです。ジャンルはシミュレーションRPG。かれこれ15年以上続いている人気IP。

https://disgaea.jp/

そして、今回問題になっているのが「ディスガイアRPG」というディスガイアのIPを使ったコマンド戦闘式のスマホゲーム。

https://www.disgaea-app.com/

2019年3月19日にリリース後、サーバーがパンクしたのか即メンテナンスを開始し、再開・メンテを繰り返すこと11日が経過しました。しかし未だに解決していません。

問題発生の経緯

アプリをリリースしてすぐ、公式からアナウンスがありました。

アクセス集中による緊急メンテナンス告知。この頃は直そんなに長くはならないだろうと予想していました。

予想通り、メンテナンス終了時刻を発表。案内を見たユーザーは安心し「待ってました!嬉しい!」と期待する。
僕自身も早く遊びたかったのでホッと肩を撫でおろす。

メンテナンス延長案内。それなりにあることかもしれない。

3/20 22:00頃にメンテナンス終了とのアナウンス。公式発表2回目。しかしアプリを起動してみるものの遊べない。端末の問題というわけでもなく、一部の人だけが何故か遊べる模様。

なるほど。3月25日移行になるのかと残念に思う。さっきのアナウンスのエビデンス(根拠)はどこから湧いて出たのでしょうか?

サーバーパンクの原因は「海外からの過剰なアクセス」とのこと。なんだか雲行きが怪しくなってきました。

「アプリ側は」とか「サーバ側は」といった言い訳ともとれる続報。開発・運営として頑張っていることをアピールしているつもりなのかもしれませんが、アプリもサーバーも、両方に不具合が存在していることをアナウンスすることで、かえってユーザーに不安を煽っています。

「テスト環境では動ていたけど、ユーザーが遊ぶ環境では試していない」とアナウンス。
ありえない。本番相当でデバッグをしていないってことです。

そして前代未聞のリリース後の入場制限(少数)。ディスガイアってやり込みが楽しいゲームなんですよ。課金している・していないに関わらず、そもそも平等に遊べないっていうのはかなりまずい。

3月31日(日)。運営もギブアップ。これなら早く「無理なので日を改めます」との旨をアナウンスした方が傷が浅くて済んだのではと思います。

さて、この流れから2点、見えてくるものがあります。

根拠の無い数字は出さない様にしましょう

途中、幾度となくアナウンスされた「メンテナンス終了時間」は一体どこから算出されたものなのでしょうか?同じゲーム開発者として察するに「なんとなくこの日くらいでいける」という、感覚値でアナウンスしちゃったのではと推測します。今回のディスガイアに限らず、現場の「なんとなくの発言」で話を進めてしまう傾向ってありませんか?検証は正しく、落ち着いてやった方が良いでしょう。焦っても結果は付いてきません。

時間がかかっても、リリース相当でデバッグしましょう

「テスト環境では動いたけど本番で動いていない」この発言から、デバッグ不足と感じます。これは少し偏見ですが、Web出身の人がメインで開発でもしているのでしょうか。「問題があればすぐ直せば良いや」みたいな。こんな開発をしていてはユーザーの信用を失いますし機会損失も多いでしょう。一般ユーザーがデバッグ用のチートキャラをフレンドに連れて行けたり等、絶対にあってはならないことまで発生していた様です。予算の都合もあるのかもしれませんが、デバッグ不足でユーザーが離れたら元も子も無いですよね。恐らく、原因もまだまだ突き止められていませんよね。この調子じゃ。

同じ業界人として思う所ですが、叩かれる要因は山ほどあると思いますが、
一旦落ち着いて歩を進めていってほしいなと感じています。

ディスガイア、好きですし。こんなことでIPが汚れるのは非常に残念です。