10年後に向けて投資信託をはじめてみる

2019/07/12ASSET, LIFE

2019年現在、銀行にお金を預けた場合の金利は0.01%程度と低く、仮に100万円を預けたとして1年間で100円のリターン。これでは貯金をして資産形成し、果てはセミリタイアなんてのも夢のまた夢。自由を手にしたい、動き出さなければ何も変えられない、そんなわけで投資信託による資産運用を始めることにしました。

目次

投資信託って何?

シンプルに例えるなら「株の売買を専門家に任せる」ものです。彼らは利益が発生した場合手数料を取ることで利益を得ています。投資信託には大きく分けて、その中には人の力で頑張るアクティブファンドと、AIによる自動売買をするインデックスファンドとがあります。

なぜ投資信託を始めようと思ったのか?

  • なんとかして資産を増やしたい
  • お金を銀行に預けていても増えない
  • 増えるどころかインフレしたら価値が下がる
  • お金のことをもっと詳しく学びたい
    これらを理由に始めることにしました。

証券会社を選ぶ

普段から買い物でも利用している楽天より、楽天証券を選択しました。楽天証券を選んだ理由は

  • 毎月5万円までクレジットによる自動積立てが行える
  • 楽天カード(クレジット付)で楽天市場と同様に、1%のポイントが獲得できる
  • そのポイントを100円という少額から投資信託を買える

毎月の光熱費を楽天カードで支払っていると、100~200ポイントくらいは毎月の様に貯まっていることと思います。買い物のポイントして使うだけでなく、複利の効果も効いてくるのでやっておいて損はないです。クレジットの上限5万円まで投資信託を購入すると500ポイントが還元されるため、これだけで1%のリターンを得ることが出来ます。

ファンドを選ぶ

人の感情が入ると価格に揺らぎが出てしまうことから、インデックスファンド一択にします。インデックスファンドは平均して5%程度の利益を得ることを目標としているみたいです。

購入したファンド eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS

決め手は信託報酬の安さ。0.15%程度と格安。

分配型と再投資型

投資信託には、分配型と再投資型の二つがあります。分配型は毎年決まった期間の利益が口座に振り込まれます。一方再投資型は利益額を積立に回します。

分配型の場合

例えば毎月1万円の積み立てを行った場合に、毎年5%の利益が出た場合の10年後の金額を計算

積立金額(合計) 分配金
2019 120000 6000
2020 240000 12000
2021 360000 18000
2022 480000 24000
2023 600000 30000
2024 720000 36000
2025 840000 42000
2026 960000 48000
2027 1080000 54000
2028 1200000 60000

10年後:1530000円

再投資型の場合

同条件で、毎年5%の利益が出た場合の利益を再投資し、10年後の金額を計算
※分配金を積立金額に回して合計金額計算時に足さない。

積立金額(合計) 分配金
2019 120000 6000
2020 246000 12300
2021 378300 18915
2022 517215 25860
2023 663075 33153
2024 816228 40811
2025 977039 48851
2026 1145890 57294
2027 1323184 66159
2028 1509343 75467

10年後:1584810円

差額:1584810-1530000=54810円

1万円の積立で10年が経過すると5万円以上の差が出ました。これが複利の効果。実際には利益に対して課税されて変動しますが、それはどちらも同じですし平等に課税されます。

投資時の注意点

毎月1万円の積み立てが面倒だからといって、一度に12ヶ月分の投資信託を購入してはいけません。投資信託は株の売買と同じで、上がる時もあれば下がる時もあるため平均化を狙った5%の利益を狙えなくなります。面倒であればクレジットカードを使って自動引き落としにしてしまえば良いと思います。たいていの証券会社は対応しているはずです。

節税について

株などの売買にも税金がかかります。分離課税といって、約20%ほどになります。節税にNISAや積立NISAを利用するのが最も効果的です。NISAは最大5年間でしたが、2018年から積立NISAが始まりました。こちらは年間40万円が非課税となり最大20年間積み立てることが出来ます。

まとめ

超低金利の世の中、もっと早く気づいて始めていれば良かった。30代になってそう感じている私ですが、10年後の明るい未来に向かって歩き始めました。随時結果を報告していければなと思います。

Posted by kazupon