【仕事】責任範囲や義務について

2019/07/10LIFE, WORK

アプリの開発中、様々なトラブルが発生します。トラブルは無ければないほど良いのですが、人間ですからどうしても発生するもの。大切なのは「トラブル発生時に人のせいにしない」ことです。

実際にあった、とある開発での例を2点ほどお話します。

目次

例題1

登場人物A、B、C。

AさんがBさんにデータの修正依頼を出しました。Bさんはデータを修正し、アプリに反映しました。ですが、修正方法があまり良くなかったため、アプリが止まってしまいました。Cさん(デバッガー)は、データの修正を知らされていなかったため、デバッグする項目から漏れてしまいました。 AさんはBさんが修正したのだからBさんが悪い、と言いました。

さて、ここで注目するべき点は、修正した作業者であるBさんに、
Aさんが全ての責任を押し付けている点、です。

この場合、AさんがBさんに修正依頼を出した時点で、AさんがCさんにデータの変更予定を知らせるという義務が発生します。作業者による確認漏れを防ぐためにも2重チェックは必要です。また、Bさんはデータを修正した際に、Aさんに修正を報告をする義務が発生します。修正依頼を出したAさんもデータを1度は確認する義務が発生します。

例題2

登場人物A、B。
Aさんはデータの修正を行いました。ですが、実装内容をよく理解していませんでした。案の定、不具合が発生してしまい後日、Bさんに実装確認を行いました。Bさんは間違えたデータの箇所を指摘しました。するとAさんはBさんに「実装がどうなってるのか分かりませんけど、修正したこのデータってBさんが確認してくれてるんですよね?」と訪ねました。

もう論外なのですが、そもそも作業者が入力したデータを確認していない点。あいまいな状況で作業をしている点。修正報告をBさんにしていない点。何故か不具合発生の原因をBさんに押し付けている点。です。要はコミュニケーション不足ですね。

解決策は?

3点を守れば、ある程度解決できると思います。

  • 気になることがあれば、すぐに相談する
  • 一人で抱え込まない
  • 溜め込まない、後出ししない

です。社会人としてのホウレンソウってありますよね。少しでも気になる点があれば相談は必要だと思いますし。それが出来なければチームで仕事なんてしちゃいけない。これが会社間であれば信用を失いかねない。

状況が見えないのであれば、見える様にして欲しい。
困っているなら自らSOSを出してほしい。
誰かが気づくのを待つだけなら、子供でも出来ます。

チームを信用し、責任の所在を明確にして、きれいな開発を目指したいものです。

Posted by kazupon