10年後に向けて投資信託をはじめてみる
2019年現在、銀行にお金を預けた場合の金利は0.01%程度と低く、仮に100万円を預けたとして1年間で100円のリターン。これでは貯金をして資産形成し、果てはセミリタイアなんてのも夢のまた夢。自由を手にしたい、動き出さなければ何も変えられない、そんなわけで投資信託による資産運用を始めることにしました。
目次
投資信託って何?
シンプルに例えるなら「株の売買を専門家に任せる」ものです。彼らは利益が発生した場合手数料を取ることで利益を得ています。投資信託には大きく分けて、その中には人の力で頑張るアクティブファンドと、AIによる自動売買をするインデックスファンドとがあります。
なぜ投資信託を始めようと思ったのか?
- なんとかして資産を増やしたい
- お金を銀行に預けていても増えない
- 増えるどころかインフレしたら価値が下がる
- お金のことをもっと詳しく学びたい
これらを理由に始めることにしました。
証券会社を選ぶ
普段から買い物でも利用している楽天より、楽天証券を選択しました。楽天証券を選んだ理由は
- 毎月5万円までクレジットによる自動積立てが行える
- 楽天カード(クレジット付)で楽天市場と同様に、1%のポイントが獲得できる
- そのポイントを100円という少額から投資信託を買える
毎月の光熱費を楽天カードで支払っていると、100~200ポイントくらいは毎月の様に貯まっていることと思います。買い物のポイントして使うだけでなく、複利の効果も効いてくるのでやっておいて損はないです。クレジットの上限5万円まで投資信託を購入すると500ポイントが還元されるため、これだけで1%のリターンを得ることが出来ます。
ファンドを選ぶ
人の感情が入ると価格に揺らぎが出てしまうことから、インデックスファンド一択にします。インデックスファンドは平均して5%程度の利益を得ることを目標としているみたいです。
購入したファンド eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS
決め手は信託報酬の安さ。0.15%程度と格安。
分配型と再投資型
投資信託には、分配型と再投資型の二つがあります。分配型は毎年決まった期間の利益が口座に振り込まれます。一方再投資型は利益額を積立に回します。
分配型の場合
例えば毎月1万円の積み立てを行った場合に、毎年5%の利益が出た場合の10年後の金額を計算
年 | 積立金額(合計) | 分配金 |
---|---|---|
2019 | 120000 | 6000 |
2020 | 240000 | 12000 |
2021 | 360000 | 18000 |
2022 | 480000 | 24000 |
2023 | 600000 | 30000 |
2024 | 720000 | 36000 |
2025 | 840000 | 42000 |
2026 | 960000 | 48000 |
2027 | 1080000 | 54000 |
2028 | 1200000 | 60000 |
10年後:1530000円
再投資型の場合
同条件で、毎年5%の利益が出た場合の利益を再投資し、10年後の金額を計算
※分配金を積立金額に回して合計金額計算時に足さない。
年 | 積立金額(合計) | 分配金 |
---|---|---|
2019 | 120000 | 6000 |
2020 | 246000 | 12300 |
2021 | 378300 | 18915 |
2022 | 517215 | 25860 |
2023 | 663075 | 33153 |
2024 | 816228 | 40811 |
2025 | 977039 | 48851 |
2026 | 1145890 | 57294 |
2027 | 1323184 | 66159 |
2028 | 1509343 | 75467 |
10年後:1584810円
差額:1584810-1530000=54810円
1万円の積立で10年が経過すると5万円以上の差が出ました。これが複利の効果。実際には利益に対して課税されて変動しますが、それはどちらも同じですし平等に課税されます。
投資時の注意点
毎月1万円の積み立てが面倒だからといって、一度に12ヶ月分の投資信託を購入してはいけません。投資信託は株の売買と同じで、上がる時もあれば下がる時もあるため平均化を狙った5%の利益を狙えなくなります。面倒であればクレジットカードを使って自動引き落としにしてしまえば良いと思います。たいていの証券会社は対応しているはずです。
節税について
株などの売買にも税金がかかります。分離課税といって、約20%ほどになります。節税にNISAや積立NISAを利用するのが最も効果的です。NISAは最大5年間でしたが、2018年から積立NISAが始まりました。こちらは年間40万円が非課税となり最大20年間積み立てることが出来ます。
まとめ
超低金利の世の中、もっと早く気づいて始めていれば良かった。30代になってそう感じている私ですが、10年後の明るい未来に向かって歩き始めました。随時結果を報告していければなと思います。